腎移植センター紹介

腎移植センターご案内・沿革

概要・設立の背景

湘南鎌倉病院では、2012年より腎臓移植を開始しており、これまでに約170例の腎臓移植を行っています。腎臓移植の成績は非常に良好で、1年生着率95%、10年生着率は90%となっています。
前東京女子医科大本院 病院長で長年にわたり腎臓移植のリーダーを務めている世界的にも有名な田邉一成医師を迎え、当院の腎移植医療を大きく発展させるべく活動を開始いたしました。
腎臓移植に関しては、腎臓病総合医療センターの小林修三院長、日髙寿美センター長、山野水紀部長をはじめとした腎移植内科医が中心となって内科管理を行い、田邉一成医師はじめ外科系医師が手術を担当いたします。腎移植内科医は、術前検査から術後経過観察まで幅広く管理する体制となっており、腎移植経験2,000例を超える田邉一成医師が安全、確実な手術を担当いたします。田邉医師は血液型不適合腎移植では世界的権威であり、多くの臨床経験と業績があります。 また、他施設ではあまり行われていない2回目、3回目の腎移植症例や尿路の疾患がある症例、血管吻合が難しい小児腎移植などの経験も豊富で、安全な腎移植手術には定評があります。さらに、生体腎移植ドナーに対する後腹膜アプローチによる腹腔鏡手術は、2000年に当時、田邉医師を中心として確立された方法で、最も侵襲性の低い手術と考えられています。田邉医師はこれまでに2,000例近い執刀、指導を経験しています。
湘南鎌倉総合病院 腎移植チームは、現在米国に若手医師を臨床研修に送り出しており、数年後にはこれら若手医師の帰国が始まりますので、さらに大きく飛躍していくものと思います。

センター長挨拶

腎移植・ロボット手術センター センター長 田邉 一成

2022年10月より「腎移植・ロボット手術センター」センター長として赴任しました田邉一成です。
私は1984年からほぼ40年にわたり東京女子医科大学にて腎移植の臨床と基礎研究に邁進してまいりました。これまでに経験あるいはコンサルトされた腎移植症例は2,000例近くになります。通常の腎移植はもちろん、外科的困難症例、膀胱などの尿路異常を有する症例の腎移植、血管吻合困難例、血液型不適合症例、抗ドナー抗体陽性症例、低体重の小児腎移植、2回目・3回目・4回目といった多次腎移植、無輸血での腎移植など多くの困難症例を経験してまいりました。さらに、ドナーに対する低侵襲手術としての後腹膜鏡下ドナー腎摘出術は、東京女子医大在任中に確立した術式です。
また、研究面では30年にわたり臨床症例のデータベースを確立し膨大な統計データから多くの論文を発表、あるいは発表の指導を行ってまいりました。また、基礎研究についても在任中に40名近い大学院生を指導し多くの重要な基礎研究を行ってまいりました。
今後、湘南鎌倉総合病院では多くの腎移植を行いつつ非常に重要な基礎研究の臨床への応用に向けて準備しております。特に、AIM医学研究所の宮崎徹教授との慢性腎不全の根本治療の確立に向けての共同研究は、今後の臨床応用に向けて病院一丸となって研究を推進していくつもりです。この研究が臨床に応用できるようになれば、透析療法が不要となる可能性もあり、腎不全患者さんにとって大きな福音となるものと思われます。
湘南鎌倉総合病院の腎移植については、小林院長(前腎センタ―長)、日髙腎センター長を内科の主軸として、また、外科系は私、田邉、副センター長の川原部長、そして若い優秀な外科スタッフ、移植コーディネーター、薬剤師、検査技師など腎移植チーム一丸となり大きく発展させていきたいと思っております。

腎移植・ロボット手術センター センター長
田邉 一成

腎移植センター紹介